展示内容
作家より
色付いた木々の葉が散り、辺りの空気が肌に冷たく感じる頃。
冬が訪れたのである…
「冬の訪れ」をテーマに、同名の二曲屏風を中心に、冬らしいモチーフを展示いたします。
師走の忙しい時期ですが、つかの間の心の休息にお運びいただければ幸いです。
藍型抜染×和紙
今回は、和紙に「藍型抜染」の技法を施した作品も展示いたします。
これまでも和紙にのりを置いて型染めをするという方法については、色々な方が作品を制作されていますが、藍型抜染の和紙染めは、おそらく初めての試みです。
和紙の強度などを心配しながら、試行錯誤を重ねて出来上がったのですが、制作をしながら感じたのは、和紙の意外なほどの強さと、布とは違った表面の質感の良さです。そして何よりも、時間をかけて繊維にしっかりと藍色を入れていくのですが、極端に濃くなることはなく、布に染め付けた時とは違う優しい藍色の表現が和紙染めの特徴だと思います。
ぜひ布の作品と比較していただいて、和紙特有のテクスチャー(質感)と、優しい藍色、何度も水や藍液をくぐってきた和紙の秘めた力強さを感じていただければ幸いです。
オンラインショップでも作品を販売中!
常設展示 Works
ギャラリーにお出かけの際は、どうぞお気をつけてお越しください。
大田耕治の作品たち
こちらのウェブサイト「KOJI OTA INDIGO WORKS」では、これまでの作品のアーカイブがご覧になれます。初期の作品から、受賞作品、大きな作品まで閲覧できます!
インスタグラムでも作品を紹介して
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- 常設展示「大田耕治藍染展」