展示内容
「音楽」をテーマに、音やリズムを感じる作品を展示しています。
◆「リズム」をテーマに、抽象的な表現の作品を展示
こちらの作品の表題は「ピアソラは星空の下で」。
聞こえてくる旋律や、曲のイメージから発想した抽象作品に加えて、バイオリンなどを旋律とリズムをテーマにした新作を発表いたします。
藍色で表現する音楽の世界という新しい試みです!
抽象的な作品の魅力と鑑賞のポイントについては、こちらの記事も読んでみてくださいね↓↓
◆藍色にはたくさんの「名前」が付いている!
こちらのギャラリーでは、「藍染」で藍色のグラデーションを楽しんでいただく作品を多く展示させていただいています。
その藍染の魅力は、「藍色」が無限に織りなす多彩な変化です。
古くからその微妙な藍色のグラデーションを感じ取っていた日本人は、「藍色」にたくさんの名前をつけました。
あまりにたくさん名前がつけられているので、現在では「藍四十八色」として限定的にまとめられています。
一部をご紹介すると…
・藍白(あいじろ)…別名「白殺し」!と呼ばれる、白なの?どうなの?というぐらい微細に白色に藍色が混ざった色。藍染の初めの段階でのみ得られる。
・甕覗き(かめのぞき)…やわらかい緑が買った薄青色。藍の甕(かめ)にすこし浸した布がそのような色になることから。
・濃藍(こいあい)…その名の通り、一番濃いところまで重ね染めして得られた藍色のこと。深い夜空のようです。
藍染をする過程で見られる色を繊細にキャッチしている日本人の、素敵な「センス」を感じます。
そして、藍色をベースに他の色を混ぜることでできた色もたくさん存在しています。
・藍鼠(あいねず)…ちょっと灰色がかった暗い藍色。江戸時代に、贅沢のできない庶民に流行った色だそうです。
・藍錆(あいさび)…錆(さび)の赤茶色を藍色に重ねることで、深い紫っぽい色になることから流行した色。特に薩摩(鹿児島)で染められたそうです。
こちらは藍染だけのグラデーションでは得られない色なのですが、様々な工夫をしながら色にこだわっていた日本人の努力が垣間見られる名前です。
ぜひそんなことも想像しながら、作品をみていただけると嬉しいです。
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大田耕治の作品たち
こちらのウェブサイト「KOJI OTA INDIGO WORKS」では、これまでの作品のアーカイブがご覧になれます。初期の作品から、受賞作品、大きな作品まで閲覧できます!
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- 常設展示「大田耕治藍染展」