展示内容
染め上げられた作品にみる母娘の歩み
娘の久永依子さんが企画、長年制作を続けてこられた90歳を超えるお母さまの芋版更紗の作品と、自身の型染の作品を展示されます。
珍しい技法や細かい手業の生きる作品をお楽しみいただくとともに、お二人の作品作りの歴史を感じていただける空間になると思います。
作品展主催者より
芋版更紗・髙橋悦子の作品
更紗という定義が少し曖昧なのですが、インドネシアのものとも違う、日本の更紗が主なテーマです。
具象とデザインの中間、洗練されない朴訥さというのが特徴です。
母はその世界に魅了されて、昭和50年代頃、芋版や手描きで作品を着物や帯、インテリアに仕立てて来ました。
40年以上取り組んでいましたが、手間や時間がかかるとこと、時代と共に作り手も少なくなってきたことで、今や他に見ることもほとんどなくなった技法です。
型染・久永依子の作品
型染のダイナミックな表現、シャープな線の面白さを追求して、印象的な風景などをタペストリーにしています。
母の更紗とは全く対照的で、同じ染色でもまったく違った世界です。
作品にしたデザインは海のイメージや、波に龍と浜木綿、プラハの風景に広島の産業奨励館をアレンジしたものなどを展示いたします。
ぜひご高覧ください。
母娘染色展 Works
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