12月のテーマ「言い方を工夫しよう」
講座概要
毎日のイライラを「勇気づけ」で解消!アドラー心理学の「勇気づけ」=「困難を克服する活力を与えること」という考え方をベースに、みなさんと参加型のワークによって上手な勇気づけの“言い方”や“表現”を体験し、スッキリして帰っていただく気軽な1日講座です。
初めて学んでみよう!という方も、いろいろな本を読んできたので実践をしてみたいという方も。まずは自分を活性化し、そして自分に活力が生まれたら周囲の人を「勇気づけ」てみましょう!!
最後はその日の振り返りをしながら、ティータイム。季節のお茶でリフレッシュしてお帰りください。
講座のテーマについて
1か月1回のペースで、12項目の内容をお伝えしています。
テーマに沿って、アドラー心理学を理解するための「勇気づけ」が体験できるワークやロールプレイをしながら、円滑なコミュニケーションをするためのコツを考えていきます。
「知る」だけではなく、それを「体験」し、「行動」に移していくための12のワークショップ。月に一回ですが、ぜひ「トライ&エラーを継続」した結果の報告をしていただけると嬉しいです!ケーススタディーとして、みなさまとシェアさせていただけるエピソードなどもお待ちしております。
2024年 開講日程 テーマ一覧(全12テーマ)
10月 | 「セルフトーク」を意識しよう |
11月 | 自分のスタイルを知ろう |
12月 | 言い方を工夫しよう |
2025.1月 | 聴き上手になろう |
2月 | 感情と上手につきあおう |
3月 | 様々な見方・考え方の存在を意識しよう |
4月 | 目的を意識しよう |
5月 | 自分の人生を引き受けよう |
6月 | 自分の良さを再発見しよう |
7月 | あたりまえの価値を再確認しよう |
8月 | 物事を前向きに考えよう |
9月 | 勇気づけをしよう |
各月の内容についてはこちらをご覧ください!気になるテーマのみの受講もOKです。
言い方を工夫しよう
言い方を工夫するだけで、相手も自分も気持ちが良いコミュニケーションが生まれます。自分の今の言い方のパターンを客観的に分析し、どうすれば自分の気持ちがうまく伝わる言い方になるのかということを実践的なワークを通して体験していただきます。
こんな方におススメ
- なんだかうまく伝わっていないな…、そんなつもりで言ったわけではないのに…など、自分の思いがうまく伝わらずモヤモヤしている方
- 自分の考えを明確に伝えて、相手にも何らかのアクションを起こしてほしいと思っている方
- なかなか自分の言いたいことを相手に伝えられていない、伝えるのが苦手な方
- つい感情的になってしまって、心にもない言葉を相手に言ってしまう方
円滑なコミュニケーションは、性格で決まるのではなく、スキル=言い方の「型」を学んで、繰り返し実践することで必ず身につくものです!
自分のスタイルを知ろう
今の自分の行動は、これまで積み重ねてきた経験=「ライフスタイル」で形成されています。そこで、今の自分のライフスタイルを診断表によって明らかにして、それをもとに行動指針を作っていきます。ライフスタイルの傾向を知ることは、単なる心理学テストとは違い、自分や周囲の人の行動を理解することに役立ちます。
こんな方におススメ
- 自分の今の状態を客観的に知りたいという方
- 相手の行動や気持ちを理解するのが難しいと感じている方
- グループやチームでの仕事を円滑に進めたい方
アドラー心理学を知る上でも興味深いテーマです。入門にも最適な内容です♪
「セルフトーク」を意識しよう
頭の中で繰り返されている独り言=「セルフトーク」は何万回とも言われ、私たちの考え方を支配する一因となっています。そのことを逆手にとって、「セルフトーク」をコントロールすることで、前向きな気持ちや、何かに挑戦する活力を生み出すスキルを実践的なワークを通して体感します。
こんな方におススメ
- ネガティブな発言が多く、そのことでマイナス思考が定着してしまっているかも…という方
- ぐるぐると同じようなことを考えてしまう方
- 自分にも相手にも否定的な言葉かけをしてしまいがちな方
- 今の自分と、なりたい自分のギャップに落ち込んでしまう方
- これから何か新しいことや大きなことにチャレンジしようとしている方
自分で自分を勇気づける=「やる気や行動力をアップする」スキルとして一番簡単で、しかも効果的な「セルフトーク」のコントロール。ぜひ体験してください!
聴き上手になろう
コミュニケーションがうまくいかないのは、「話し方」よりも「聴き方」に問題があるのかもしれません。話そう、話そう、とする姿勢よりも「聴く」という行動に焦点を当てると、円滑なコミュニケーションのヒントがたくさん。アドラー心理学の基本的な姿勢、「相手の関心に関心を持つ」ということを実践するためのスキルを体験します。
こんな方におススメ
- いつも一方的な会話になっている気がする…という方
- 自分の発言が誤解をまねくことが多い方
- 相手のことを理解するのが難しいと感じている方
- 話すのが苦手だと感じている方
コミュニケーションの基本の姿勢についてのワークショップ。営業の仕事や、一見難しいと感じる親子、上司と部下、教師と生徒などの人間関係を円滑にするヒントが満載です。
感情と上手につきあおう
日常の場面ではいろんな予想外のことも起こります。そんな時に腹が立ったり、イライラしたりする感情をそのまま自分や相手にぶつけてしまうと、しばらく自分のエネルギーが低下してしまったり、良好な人間関係が築けなかったり…あまりいいことがありません。そんなときの自分の反応をロールプレイを通して体験し、より良い対処方法を考えていきます。
こんな方におススメ
- 感情的になってしまって、いつも後悔してしまう…という方
- 周囲に自分をイライラさせるなど、感情的になってしまう原因となる人がいる方
- 楽しい時と落ち込むときの気分の差が激しい方
「アンガーマネジメント」などの言葉で様々な本が出版され、「感情のコントロール」に焦点が当たっていますが、まずは無理やりコントロールせずに「上手に付き合う」という姿勢でお伝えします。アドラー心理学をもとにしっかりと感情について理解をした上で、使えるスキルを継続・練習していきましょう!
様々な見方・考え方の存在を意識しよう
毎日何も考えずに過ごしていると、自分なりの判断や偏った考え方になってしまっているのに気づかなくなります。それによって人間関係が難しくなったり、なんだかイライラしてしまったり。自分の考え方が一番正しいと思っているけれど、それは真実でしょうか?ワークを通して様々な「ものの見方」に気づき、それを生かしたコミュニケーションスキルを考えます。
こんな方におススメ
- 自分の性格を変えたいと思うけれど、素直になれない…という方
- あの人の考え方が全く理解できない!という人が周囲にいる方
- 煮詰まった人間関係をどうにかしたい、と思っている方
- 自分なりの考えをもった自律した人材を育てたい、というお父様・お母様・教育関係・人事関係の方
ものの見方を鍛えるだけで、様々なアプローチの仕方に気づき、閉塞している人間関係に風穴を開けるきっかけになるかもしれません!
目的を意識しよう
行動の「原因」を考えて追及するよりも、その行動をした「目的」は何なのか、ということを考える方が突破口が開けることがあります。変えられない過去を「原因」を探って分析するよりも、その人の持つ前向きな「目的」に焦点を当てることによって、みんなが未来志向=「前向き」になれます。目的を意識するという思考の訓練を通して、コミュニケーションスキルを磨きます。
こんな方におススメ
- 周囲の人の行動にイライラしてしまう方
- 言うことを聞いてくれないお子さんや、部下などとの関係に悩んでいる方
- やりたいことがあってもなかなかチャレンジができない方
- 苦手な人とどうしても一緒に何かをしなければならないという方
ものの見方を柔軟にすることにもつながる重要なテーマです。アドラー心理学が「精神の健康に役立つ」心理学といわれるのは、この「目的・未来志向」の考え方に拠ります。
自分の人生を引き受けよう
私にばかり困難なことが次々と起こる…と感じることはよくありますが、誰かが私の人生を代わりに生きてくれて、問題を解決してくれる…なんてことは不可能です。しかし、裏を返せば「自分の人生は自分の手で選び取ることができる」ということ。「私が」自分の人生のすべてを任されている、これに気づいたときに次に選ぶべき行動について考えます。
こんな方におススメ
- 色々なことを人のせいにしてしまいがちな方
- 大変なこと、困難なことが重なって次の行動が分からなくなってしまった…という方
- 少しずつでも前向きな気持ちを持ちたい方
- 自分を変えたい!と思っている方
アルフレッド・アドラー博士の有名な言葉の中に、「自ら変わりたいと思い努力をすれば、ライフスタイルを変えることは十分に可能だ。性格は死ぬ1,2日前まで変えられる。」というものがあります。自分のライフスタイルをしっかりと把握し、そして「自分の人生は自分で引き受ける」と決意していれば、どんな自分にでもなれる!ということなのです。
自分の良さを再発見しよう
自分の良さを自分で確認する、という機会はなかなかないものですが、何か新しいことを始めようとしたり、大きな問題に立ち向かっていくときの原動力となる「エネルギー」を自分で作るためには、「自分の良さ」を自分で知っておくということが大切です。これからの行動の活力を自分で生み出すためのスキルを、ワークを通して体験します。
こんな方におススメ
- 自分はダメだ…と思うことが多い方
- これからチャレンジしたいことがある方
- 何か解決しなければならない問題を抱えている方
- 自信をもってコミュニケーションを進めたい方
- 集中的に勇気づけたい相手(お子さん・部下・生徒など)がいる方
「セルフトーク」がコントロールできるようになったら、次の段階はこちら。自分で自分を勇気づけるためのスキルの中の1つですが、これを相手に転用させると、相手を勇気づけてエネルギーを生み出してあげるためのスキルにもなります!
当たり前の価値を再確認しよう
見逃しがちな「当たり前」のものの価値に焦点をあてることで、前向きな気持ちのコントロールができるようになります。ものの見方を鍛える練習の中の1つですが、これができるようになると、自分自身の「幸福感」が増すだけでなく、相手にもその幸福感のお裾分けができるようになります。
こんな方におススメ
- 毎日がルーティンをこなすだけのつまらない日々になっていると感じている方
- 小さなことで腹が立ったり、相手のことが許せなくなる方
自分の良さを再発見することができたなら、さらにその視野を広げてみましょう。いろいろなことが「当たり前」ではなく「有り難い」ことだという視点が「幸福感」につながり、日々のエネルギーを生み出します。
物事を前向きに考えよう
耳にタコができるくらい何度も聞いたようなテーマですが、みなさんは物事を前向きに考えるためのスキルをいくつ知っていますか?それを増やしておくことで、消極的になったりエネルギーが枯渇した時に意図的に使えたり、予防的に使うことができます。ワークを通して自分の思考回路を前向きにする訓練を体験し、スキルとして身に着ける準備をします。
こんな方におススメ
- ぐるぐると同じような思考回路に陥ってしまう方
- マイナス思考でなかなか物事が前に進まない方
- 最近何事にもやる気が起きない…と思っている方
「セルフトーク」を鍛えている方もさらに、周囲を勇気づけてエネルギーを与えられる行動に広げていきましょう♪とてつもなく困難に見えるようなことが、実は小さくて簡単なことの集積だったりします。「前向き」な物事の捉え方が、様々な困難な状況を解決するためのエネルギーとなります。自分のためにも周囲のためにも、ぜひこのスキルを最大限活用していきましょう!
勇気づけをしよう
すべてのテーマのまとめとしての回ですが、この項目から始めていただくと「アドラー心理学」を理解するのに役立ちます。何か困難なことに立ち向かうためには、行動するためのエネルギー=「活力」が必要です。その活力を生み出す行動こそが「勇気づけ(encourege)」です。自分を勇気づけてパワーを生み出すだけでなく、周囲の人にも勇気づけをすることによって、豊かな人間関係が構築されていきます。
こんな方におススメ
- アドラー心理学の基本的な考え方について知りたい方
- 毎日を大切に、丁寧に過ごしたい方
- 人とかかわる仕事をされている方
毎日の行動を「勇気づけ」という考え方に基づいて少しずつ変えていくことで、自分も幸せに、周囲も幸せになっていく、と提唱したアルフレッド・アドラー博士のエッセンスをお伝えします。
アドラー関連書籍の読書会
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