太田順子水引教室 春の文化祭「ときめき」と題して、
水引教室に集うみなさんの作品展示会が
2021年4月9日(金)・10日(土)の日程で開催されました。
Contents:目次
1.水引の合同展示より
少しずつ作りためた梅の花の枝たち
太田先生の作品
水引教室で制作した季節のお飾り
2.メンバー有志10名による創作作品展示
会場の様子
グラスアート
切り絵
千代紙コラージュ・色無地ルルベちゃん
ボタニーペインティング
手編みのニット
クラフトバンド・ポーセラーツ
創作折り紙
「ときめき」水引の飾り籠
ウッドバーニング・染花
フェルト手芸
2018年から始まった水引教室に集う
「つくる」ことが大好きなメンバー有志による作品発表会です。これまで作ってきたみなさんの作品を
区切りとして一度発表してみるという目的と合わせて
水引教室に集ううちに、色々な創作活動をされていることが分かり、
皆さんの作品が見てみたい!という私の好奇心も加わりつつ
このような「文化祭」という形での開催となりました。春の「ときめき」とともに
創作のたのしさが伝わる展示会になれば幸いです。太田 順子
1.水引の合同展示より
正面に飾られたのは、水引教室で制作した作品と
コロナ禍の中、みなさんがお家で作りためてきた梅花の合同展示。
季節ごとの行事を楽しむモチーフや
さりげなく飾れる水引のアレンジが並び
これまで制作してきた作品の軌跡も見ることができました。
少しずつ作りためた梅の花の枝たち
こちらは、メンバーのみなさんが少しずつ
作りためて枝に仕上げたものを合同作品として展示したものです。
梅の枝を籠に生けた一つの作品に見えますが
よく目を凝らしてみると、
その枝ぶりや花の雰囲気は色々。
やはりピンクの色がたくさん集まると
春の「ときめき」感が盛り上がります。
初日が終わって消灯した時のスポットライトが当たった感じも
夜桜ならぬ夜梅花風でとってもきれいでした。
太田先生の作品
今回のテーマ「春」に合わせた
水引の花玉が展示されていました。
桜・桃・橘・ツツジの4種。
細かい作業と、根気のいる花の数!が圧巻です。
合わせて展示されていたのが壁にかけるタイプの
「季節のお飾り」シリーズ。
春爛漫の桜・端午の節句飾り・青楓の3種。
青楓の下には、小さなカエルさんが!!
ユーモアあふれるデザインも、太田先生の特徴です。
水引教室で制作した季節のお飾り
同じ作品を習って制作しても
皆さんが生み出す作品は十人十色!
それぞれの個性的な色や形、
そしてアレンジからも作品作りの楽しさが伝わってきます。
こちらのスイレンの花はコロナ禍の中で、
みなさんと初めてのオンラインレッスンで制作した
思い出に残る作品の中の1つです。
レッスンを受けたメンバーの方のお一人は
レッスン後に、レジンと拾った石を使った箱庭風のアレンジを制作されていました。
2.メンバー有志による創作作品展示
水引の合同展示の他、
メンバーの創作活動を発表する展示が合わせて行われました。
展示会場の様子
それぞれの展示コーナーの様子をご紹介します。
※ご紹介している順番は、展示スペース左手側より時計回りです。
グラスアート
ギャラリー正面を進み左側に展示してあったのは
「グラスアート」です。
水引をアレンジした「作り方の説明カード」も展示されていました。
作り方などを熱心にご覧になられている方も多く、それぞれの作品の美しさをご覧いただきました。
特にランプはグラスアートの魅力が伝わってきますね、
とご来場の方々に好評でした。
切り絵
グラスアートの隣には
繊細に紙を切り出して文様を表現する
「切り絵」が飾られていました。
手前の小さな作品は
日本茶インストラクターでもある制作者の
愛用の茶器をモデルにしたオリジナル切り絵です。
展示では、ご自身で作られた水引作品と一緒に
切り絵の作品が素敵にディスプレイされていました。
なんといっても一番の魅力は「切っているときは無心」
と制作者がおっしゃる細かい紋様の数々。
ご覧になった方もみなさん感動されていました。
「皆さんの好きなものを10個」をテーマに切り出す
曼荼羅のようなオリジナル切り絵は
デザインの組み合わせの妙も楽しむことができる作品でした。
千代紙コラージュ・色無地ルルベちゃん
切り紙のお隣は、「千代紙コラージュ」と「色無地ルルベちゃん」の展示。
実はこちらの会場でもレッスンをしてくださっている先生の作品です。
<千代紙コラージュレッスン>
<色無地ルルベちゃんレッスン>
ご自身の作品にも、水引を使って和心とやさしさあふれる作品を制作されていました。
千代紙から着物の形を切り出して
本当の着物と同じようなパーツを組み合わせ
柄合わせの魅力を楽しむコラージュ作品がたくさん!
額装されている作品も3点ありました。絞り調から留袖、レースのお着物まで!
留袖やレースのお着物のコラージュには
沢山の方が興味津々で、「つくった方のお話が聞いてみたい!」
という方も多数いらっしゃいました。
ルルベちゃんにも、ちゃんと水引飾りがついていました。
色無地のルルベちゃんに、かわいらしい水引飾りがぴったりです。
太田先生に習った「紫陽花」モチーフを飾った
大人っぽいルルベちゃんが並んでいました。
お色目も紫陽花色でしっとりとシックなイメージです。
ボタニーペインティング・アートフラワー
ギャラリーの一番奥の壁面を使って
ボタニーペインティングやアートフラワーのアレンジが展示されていました。
迫力のある大きな葉っぱを使ったアートを
初めてご覧になるというお客様も多く
作り方の説明をみて驚いていらっしゃる方も。
アートフラワーのアレンジや良い香りがするワックスなども
「春」を感じる素敵なものばかりで
「お花畑のようですね!」と楽しんでくださっているお客様もいらっしゃいました。
ボタニーペインティングのワークショップが開催されます!
こちらの展示をされた先生が講師の「ボタニーペインティング」のワークショップが開催されます。
ご興味のある方はこちらのページ↓
をご覧ください!
講師の先生のご自宅でもワークショップが開催されているそうなので、アートフラワーやアロマワックスにご興味のある方もお問い合わせください。
手編みのニット作品
向かって右側の奥には
ひと針ひと針丁寧に編み上げられた
手編みのニット作品が並びました。
どれも丁寧に編み上げられた作品で
編み物をされるというご来場者が
複雑な編み目に見入っておられたのが印象的でした。
毛糸で編まれたネックウォーマーや小物なども
合わせて展示されていて、ほっこりするスペースでした。
クラフトバンド・ポーセラーツなど
クラフトバンドのだるまさんと、
色々な柄を貼り込んだポーセラーツの展示。
季節に合わせたかわいらしい額や
アートを施した食器が並びました。
手作りのビーズアクセサリーも展示されていました。
そして、愛らしいお顔が何とも言えない
クラフトバンドのだるまさんは
ご来場のみなさまを笑顔にする作品でした。
創作折り紙
右側の展示スペース中央には
鮮やかな創作折り紙の作品が並びました。
折り紙でこれだけの表現ができるとは!
と驚かれる方が多く、カラフルで元気の出る作品ばかり。
壁面は可愛くて福々しい神様たちが。
ひときわ目立つ折り紙のお弁当は
おせち料理とお花見弁当です。
注目は、ボックスに収まってしまう
季節の「折り紙ボックス」です。
四季折々のモチーフが、びっくり箱のように飛び出してくるのです!
春らしいモチーフもたくさんありました。
普段から折り紙だけでなく、切り絵や消しゴムスタンプアートなどを
お知り合いの方々にプレゼントされている制作者の方の
周りの人たちを元気にするパワーがあふれる作品たちでした。
「ときめき」水引の飾り籠
メルヘンな色合いでまとまった展示スペースには
可愛らしいお花畑をかこむ
あわじ結びで編み上げた飾り籠。
展示会のテーマが「ときめき」と決まったときに
私の「ときめき」はこれ!
と展示する作品を飾り籠に決められたそうです。
真ん中の所には、小さなお花畑に
水引で作られた蝶々が飛び回っていました。
たくさんの蝶々は、甘ーい香りに誘われたのでしょうか…
実はこのお花畑の中には
お菓子が包まれていたのです!
展示会後に、片付けが終了したメンバーのみなさんに
プレゼントとしてお渡しするというにくい演出!
ご覧になったお客様には分からないようになっていましたが…
楽しいサプライズが詰まった展示でした。
ウッドバーニング・染花
右側手前の壁面と、展示台を飾ったのは
「ウッドバーニング」と呼ばれるクラフト。
木の板を焦がしてイラストを焼き付けていくという技法です。
インパクトのあるウェルカムボードは
入り口近くでご来場者のみなさまをお迎えしました。
あまびえちゃんもお目見えして
この状況下ならではのモチーフでした。
展示台はお花のモチーフでいっぱい!
ウキウキするような春の色合いです。
染花は、シルクの布を自分の好みの色合いに染めて
コテなどを使って花の形に成型していくクラフト。
本物に近づけるというよりは
自分のイメージなどを大切にした
シックな色合いのお花たちがとっても素敵でした。
沢山の作品をどのように展示するかを
じっくり考えられてディスプレイされた展示スペースを
ご来場の皆様も楽しまれていました。
フェルト手芸
入口を入ってすぐ右側には
ヘンゼルとグレーテルが迷い込んだ森の中のお菓子の家が!
周りにたくさんあるケーキもすべて手作り。
小物入れになっているケーキもありましたよ!
本物のような再現性に、たくさんの方々が感動なさっていました。
実はこちらの展示は、実際に着席して楽しめる
テーブルコーディネートの展示になっていました。
お孫さんとの楽しいお食事のシーンが目に浮かぶようです。
そして、ベンチにはアンパンマンに登場するキャラクター達!
お孫さんたちと遊ぶためのお人形ということですが
本当に愛情を込めて作られているのが伝わってきました。
ハンバーガー仕立てになっているものは
実際におままごと遊びができるようになっていて
バンズの中身が色々と挟んで楽しめるようになっていました。
クオリティーの高い手仕事というだけでなく
お孫さんへの愛情のこもった作品たちは
ご来場の皆様の心をほっこりと和ませていたのではないでしょうか。
3.沢山の方々のご来場ありがとうございました
2日間という短い間ではありましたが、
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
このような状況の中で、沢山の方々に展示会にお運びいただけたことは
水引教室のメンバーのみなさんにとって
作り続けてきた作品を見ていただけるという大きな喜びと、
次回につながる創作意欲のモチベーションになりました。
ご来場者の方々から、
「ご案内状をいただいたときから『ときめき』を感じました」
「創作のパワーに圧倒されました」
「それぞれの作品に感動して元気が出ました」など、
作品に対してたくさんの温かいお言葉やご感想をうかがって
明るく前向きなエネルギーをいただいた展示会でした。
<ご感想ボックス>ーご来場の方々のご感想よりー
どれも素敵でした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
これからも水引ご教授、よろしくお願いいたします。
感動いたしました。
季節折々の作品などは、一年を通し季節のある日本ならではの
楽しく見ごたえのあるものばかりで、感動いたしました。
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